2006年7月アーカイブ

coverMarcus Pfister
にじいろのさかな
にじませた水彩(インクかなぁ?)にホログラムシートがキラキラ光る、「にじいろのさかな」シリーズ。
小さなころの次女のお気に入り本のひとつがこのシリーズの「にじいろのさかな」でした。
いつもはScholasticでお買い得品、Amazonで500円くらいのものを中心に買っているわけですが、たまにはハードカバーも欲しいですね(^^)
この本の中には挿絵が綺麗な絵本を何冊も紹介したチラシが入って今明日。うーん、いいなぁ~~
さて、このお話は、仲間が病気になって、薬草を採りに行きたいにじいろのさかなたちでしたが、その薬草を採るには近海で最も恐れられている洞窟を抜けていかなければなりませんでした。
怖い怖いと思っていると、恐ろしいものに見えてくるけれど、落ち着いて近寄ると、実はごく普通のものだった、ということもあるよというお話。

coverVictorian London Exposed
Independent Stageということで、ちょっと高学年向けでしょうか。
1861年、Henry Mayhew: London Labour and the London Poor, 1861 から、本文も紹介し、古い言葉の解説も入れながら当時のロンドンの貧しい子どもの暮らしを紹介します。
子供向けの教育本じゃないかと思うのですが、さりげなく、宗教の項目でキリスト教圏でこんなにハッキリ言っちゃっていいんだ~っていう表現も。
多くの挿絵、絵画、写真が使われています。
子供のころは、100年ちょっと前というと、気の遠くなるような大昔のことかと思っていましたが、何十年か生きてきてみるとさほど昔のことでもないじゃないかと思えてきます。

参考リンク:
CSISS Classics
http://www.spartacus.schoolnet.co.uk/
>> うち、Henry Mayhewのページ
Electronic Text Center, University of Virginia Library

coverInfo Trail Emergent Stage the Great Fire of London
LongmanのLiteracy Land Info Trailシリーズ Emergent Stage
1666年のロンドンの大火を、ある店で働いていた少年の語りで紹介していきます。
1ページ1~2行。ときどき解説も1~2文で入ります。住宅1300棟、教会87棟を消失。というくだりで、「え~~そんなに沢山教会があるんだぁ~」
次女と読みましたが、当時の生活など、挿絵で「この捨てているのって…」などと関心を持ちます。先日読んだトイレの歴史は一人で楽しんで、彼女は本があることも知らなかったので、出してきて、「こういう生活だったんだね~」
挿絵はORTとちょっと似た画風で、主にペンと水彩。
親しみやすい単純な表現をしつつも、細かい配慮もしてあります。

Info Trail Emergent Stage Toilets Through Time
C Hall
トイレの変遷をおおざっぱに。
シェークスピア劇場のことを書いてあったものと同じシリーズです。
900年前のお城、500年前の街、300年前、そして、100年前。
今からなら120年ちょい前のこととなります。
Queen Victorianoためのもの、はじめのトイレットペーパーなど、トイレ関連の話題満載です。
親しみやすい挿絵と大きな字、豊富な写真で楽しく読むことができます。

私達の子供の代だと、水洗しか知らない子のほうが多いかと思いますが、私の子供のころはまだまだ、家でも学校でも、暗い穴が開いていたものでした…薄暗いし、夜は怖かったな~。それでも、親からは「昔は外にあった」と聞かされ、「それはもっと怖いなぁ」と思ったものです。

Who Was Louis Armstrong?

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coverYona Zeldis McDonough
ルイ・アームストロングといえば、ジャズファンでなくとも、名前くらいは聞いたこともあれば、実は音楽も色々な場所で耳にしているはず。
サッチモの愛称で知られるLouis Armstrongの伝記です。
私も、CDで聴いたことがあるのですが、どういう生涯を送った人なのかということは知りませんでした。(ああ、知らないことって多すぎる…)

私は全然詳しくないのですが、ジャズを聴くのは好きです。
なので、「買ったよ~」と見せてもらったとき、思わずひったくるようにして借りてきたというわけです。

coverRoberta Edwards, True Kelley
読みやすくて好きな伝記のシリーズです。
今回はお借りしたものです。
コンパクトにまとまっていて、文章部分はいいかと思いますが、作品についての説明が多いのに、作品が簡単な図でしか紹介されておらず、オリジナルの写真などがないのは残念です。
私の場合には、家に画集があったので、絵はしっかり頭に入っているのでわかりやすかったです。
しかし、画集に生涯の解説もあって、ぜったい読んだはずなのに、相当忘れています。いけません。

cover多読ついでなら、Getting to know the World's Greatest Artistsシリーズが絵が豊富なのであわせて読むといいかもしれません。と、言いつつ、私はDa Vinciの巻は持っていないのですが、このチャンスに買おうかな?

SAYURI

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cover監督: ロブ・マーシャル
原作を読んで、とーっても映画化に興味を持っていたし、ポスターのチャン・ツィーの姿も可愛かったので、楽しみにしていました。
また、もと芸妓さんのサイトで、かなりがんばって服装、その他調べてもあるらしい(そうでもない部分ももちろんあるけど。)と知り、ますます楽しみに。
レンタルだったので、長々とCMが続き、オープニングのところで、「あぁ、今度はジャパニーズホラーね~」なんて思っていたら本編でした(^^;)
あわてて戻してちゃんと見直しました。
私としては、実家でのいきさつがあってこその、その後の行動かなぁと思うのでオープニングが簡単に終わってしまったのは残念でしたが、映画の時間もあるでしょうから、贅沢はいえませんね。
相撲のシーンで舞の海が出てきたときは思わず喜んでしまいました~(実は相撲、好き。特に、次女が生まれたころ、舞の海も大活躍していたころには、ずーっと寝ていないといけなかったので、暇で暇で、毎日の相撲がすっごくたのしみだったのであります。)
チャン・ツィーは、お顔はかわいいし、魅力があるけれど、いかんせん、極度のいかり肩で、せっかくの着物が…。
屋根瓦にすっごく木や小枝が載っているのを見て、どこの山の中?それとも台風の翌日かな?と、妙な感じがしましたが、例えば、時代物でヴィクトリア時代の人が現在作られた映像を見たら「なんじゃこりゃぁ」ってやっぱり思うところはあるんでしょうねぇ。

彼女の目の設定が映画ではわかりにくかったです。

GRもでています。
このGRの書評で本の存在を知って関心を持ったのでした。
cover

本を読んだときのエントリー >>>

coverMicrosoft Comfort Optical Mouse 3000 Metallic Black
これまで大抵、マウスはパソコンにくっついてきたものをずっと使っていたのですが、はじめてどうやら壊れてきたようで、ちょくちょくマウスが使えなくなっていたため、購入することに。
いままでと同じのなら1400円くらいで買えたのですが、なんとなく持ちやすそうな形と落ち着いたデザインが気に入って、こちらを購入。
ワイヤレスもいいな~と思ったけれど、いいなと思うワイヤレスが高かったので、まあ、そこまでするのもなんだかなあと。近くの電器量販店で色々持ってみて、もちやすさ、価格、デザイン、重さなどチェックしてこちらに決めました。
我が家のパソコンは私が大学時代から使っていた勉強(?)机に載っていて、その天板の質感と雰囲気があいます。パールぽさとつや消しな感じが落ち着いています。
はじめて光学式を使いますがなかなかなめらかな動きでいい感じですね(^^)

coverStephen Krensky
先日読んだ、California Gold Rushと同じシリーズです。
古代エジプトのことを簡単に紹介しています。
写真がふんだんに使われています。
巻末にはGlossaryや、参考図書が紹介されています。

このところ、次女が学校で沢山本を借りて読んでいますが、伝記などでも、あまりこういう、もっとしりたかったらこれを読んでみよう、なんていう紹介は載っていないような気がします。
Magic Tree House Research Guideなんかもそうですが、ノンフィクション系の本には大抵こういう参考図書がしっかりついていていいですね。

本の内容としては個人的にはGold Rushほど面白くなくて、ちょっと退屈でした。
Glossaryの語の説明が楽しかった。

Bears, Canons, Blood and Trumpets:Why Shakespeare's Theatre Was BestCatherine Allison
シェークスピアの時代の劇場について書かれています。
親しみやすいカラフルな挿絵や写真もたっぷりです。
あの時代の人々の楽しみ方は、家でDVD鑑賞をするときのようですねぇ。
でも、残念ながら、こちらのリアクションは演じている人にはわかりませんが。
画像が無かったのが残念です。
文字はわりと多いです。

しばらく前に、子ども達がお世話になっている方のお芝居を観にいきました。演目はテンペスト。
そのときのパンフレットに、シェークスピアの時代の劇場のつくりがあってこそ、シェークスピア劇の演出があるといったような話が書かれていて、どんな風だったのかなぁと思っていたので、そんな気分にぴったりです。

California Gold Rush

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coverPeter and Connie Roop
Scholastic History Readers Level 3
面白かったです~(^^)
ゴールドラッシュについてのノンフィクションものです。
写真や昔のチラシ、木版画などが豊富に入っていて、ゴールドラッシュのおおまかな流れがわかります。
そのほか、ウンチクも。へー、そうなのかぁ~と、楽しく読めました。
もっとこのシリーズ読みたいなぁ~~

coverおなじみ有名なミュージカル映画です。
次女たちが合唱で、このなかの「踊り明かそう」という曲を歌うので、映画を観てみたいというので借りてきました。次女、すっかり夢中になって観ていました。
さて、ちょうど今、NHKのBSでなつかしのミュージカルを次々と放送していて、いろいろ録画していたのですが、前日に「ドリトル先生の不思議な旅」をみたばかりでした。偶然、このドリトル先生とヒギンズ教授が同じ人だったので、余計に面白かった(^^)
英語で観たので、発音の違いとか、声の出し方そのものまで違うとか、歌になると声が変わる(歌は吹き替え吹き替えのため)とか、いろいろと興味を持ってみていたようです。私も久しぶりに観て、イライザのお父さん、いい味だよねえ~などと思っていました。
「ドリトル先生」は子供のころ、大好きだったシリーズで、毎週日曜に家族で本屋にでかけると、前に買ってもらったのが読み終わっていたら父に新しいのを買ってもらえました。でも、買ってもらったその日のうちに読んでしまって、次の日曜が本当に待ち遠しかったです。けれど、そのとき夢中で読んだだけで、一度も読み返していなかったので、1巻のはじめのほうくらいしかあまり記憶に残っていないのが残念。よほど私が気に入っていたのが印象的だったようで、大人になってから買った文庫本は捨てられていましたが、このシリーズは母が取っておいてくれて、まだ実家においてあり、子供たちもいつの間にか読んでいたようです。ただし、わたしがかつてそうだったほどは夢中にはならなかったので、ちょっぴりがっかりしましたが。多読をはじめた年に、小さい子向けに短く書き直された版を読みました。
さて、この本は現在の価値観にあわないということで、アメリカで発禁になったり、書き直しをされたりという目にあっています。ちびくろさんぼなどもそうですが、作品の主題とは違うところでそのような扱いを受ける現在の風潮のほうが怖いなと感じます。むしろ差別的な部分などについては当時の時代を知り、現在の価値観、ひいてはこの価値観もいずれはおそらく変わっていく部分が多々あるのだということを知る上できっかけにするくらいの強さとコミュニケーションを持ちたいものだと感じます。

Because of Winn-Dixie

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coverKate DiCamillo
きいてほしいの、あたしのこと―ウィン・ディキシーのいた夏
映画化もされているようです。

牧師のお父さんと二人暮しのIndia Opalは、ある日買い物に行った店で、迷い犬に出会います。
この出会いがきっかけで彼女の人生に変化をもたらします。
じんわりと幸せが心に広がり、同時につつーっと、内面のどこかをこすられていくような感覚。
電車の中でなみだぐみそうになったり、にこにこしたりしながら読んでいました。
あっさりとした読みやすい英語で、行間が空いていて、ページの中で字の占める割合のとても少ない本です。どんどんページをめくれるので、まだ文字の多い本はねえ~という人にもオススメ。

次女が最近一人の時間がふえたことと、学校で、3万ページ読もうキャンペーンをやっていて、読書カードにどんどん本を書くのが嬉しくてこのところ読書づいているため、彼女が図書館にいけないときには「なにか適当に面白そうなの借りてきて」と頼まれるようになりました。で、SSSでも評判がよい内容のよさそうな本。薄くて、読みやすそうな本でさらに本好きになってもらおうという母の陰謀で借りてきた本のうちの1冊。
SSSのおかげで沢山読みやすくて面白い本を知っているのがこういうときに役に立ちました。
読書カードを見せてもらうとこのところ読んだ本の中で一番力の入った花丸と飾りがいーっぱいついていたので、よほど気に入ったらしい。
この本は実はずっと読みたいと思っていたのですが、どういうわけか、購入はしていませんでした。これをきっかけに他の本を頼んだときにとうとう購入。今はThe Amber Spyglassを読書中だったのに、つい、荷物を開けたとたん読み始めてしまってそのまま持ち歩いて読んでしまいました。

coverこの本のなかで、India Opalが人に本を読むために選んだのが、Gone with the Wind(風とともに去りぬ)です。
本当に外国の児童文学のなかには本の名前や、本の登場人物がよく登場します。
以前にも、この Gone with the Wind が登場した本がありました。そのときには本ではなく、時代背景として映画が封切られた後の時代だったからだと思うのですが。
この本も邦訳は読んだのですが(しかも、何故か2回も。)分厚い本が3冊くらいだったように思います。手元に原書も買ってあるのですが、かなり細かい字が端っこまでぎっしりと印刷されて1000ページ以上もある大作です。その割にハリーポッターの新刊よりも薄いのですが、ずっと重たいです。電車内読書には向かないかも。
内容的には、子供にはちょっと難しい面も多いように思いますが、彼女が読むノリがまたいいなぁ。
それでいいんだと思うのですね。
多読でも、内容を理解できていないのでは?と悩む場合があるかと思いますが、内容が豊かな本なら、よくわからないなりにも得るものはあるし、もっと理解できるようになってから読んでもまた楽しめるでしょう。内容がちょっとわかったらもう面白くなくなる本なんて、もともとあまり読む値打ちが自分にとってはなかったのですから、これまたあまり気にする必要はないのではないでしょうか。

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