2002年6月アーカイブ

The Wave

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coverISBN:0582416779
Penguin Readers Level2
Morton Rhue
アメリカの高校の授業でナチスについて学ぶための工夫が暴走しはじめ…怖い話ですね。
ABC放送でTVドラマにもなった実話です。

この時期は、まだAmazonではGRが手に入りにくく、SSSのセットを購入して読む本を確保しておいてからAmazonやたまに街に出て名古屋の丸善でGRを買い足しては読んでいました。GRを目の前に積み上げて、扇のように広げて、「さぁて、次はどれを読んでみようかな~♪」と選ぶのもまた楽しい時間でした。

Sarah, Plain and Tall

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Sarah, Plain and Tall (Sarah, Plain and Tall Saga (Paperback))ISBN:0064402053
Patricia MacLachlan
のっぽのサラ

1985年にアメリカで出版された本書は、アメリカのすぐれた児童文学に与えられる第66回ニューベリー賞、第3回スコット・オデール賞を受賞。続編として『草原のサラ』が出版され、テレビ映画化もされた作品である。日本では1度絶版になったものの再出版を求める声にこたえて、出版社を変えての刊行となったという。 (Amazon.co.jpより)

お母さんがなくなって、お父さん、娘、息子の三人で暮らしている一家。ある日、父は、新聞に花嫁求む、という広告を出す。それに応じて返事をくれたのがSarahだった。子供達は彼女を好きになっていくが、海辺から来た彼女は、内陸での生活になじめるのだろうか?手紙のやりとりから、サラがやってきて、気持ちの交流、とても微妙な気持ちが伝わってくる素敵な作品。

サラの明るさ、サラの不安、子供達の気持ち、微妙な気持ちをやさしい英語で、しかも薄い本!表した本。まだ難しい本が読めないけれど、GRやもろ子供向けにはちょっと飽きてしまった人は是非読んでみてください。

上に書いてあるのがはじめにこのサイトを作ったときに書いた紹介文です。

当時まだこの本しか読んでいなくて、最近続編の3冊を読みました。
それぞれJournalをつけている子どもが替わり、この家族を色々な視点から見ていくことが出来ます。
この本を読んで、自分たちがやはり家族になっていったときの、期待や、相手も同じ気持ちでいてくれるだろうか?というほのかな畏れや、自分の故郷を思う気持ち、新しい住まいやその環境、周りの人々を知っていきたい気持ちなどなど想いがあふれてきて、自分の中の小さなとても大切な部分にたっぷりと栄養をもらったような気持ちになれるので大好きなシリーズです。

この本はまだSSSにも書評がなかったけれど、図書館においてあったのです。当時まだレベル2が中心になりはじめたころだったのに、それでもわかる平易な文章でありながら美しく、本物のよい本を味わえるのだと2重の感激でした。書評になかったけれど、絶対に皆に知ってもらいたかったので震える手で書評を書いてSSSに送りました。その後、手違いでその書評は消えてしまったのですが、もっとよい書評に替わっていたので一瞬がっかりしたものの、かえってよかったなーと思いました。そっちのほうが皆によさをわかってもらえるものになっていたのです。書評は消えても、自分の中のあのときの興奮はいまでも忘れられません。そんな思い出もあるのでますます私にとっては大切なシリーズとなっています。

続編:
SkylarkISBN:00664406229
Caleb's StoryISBN:0064405907
More Perfect Than the MoonISBN:0060275588

Charlotte's Web

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Charlotte's Web (Trophy Newbery)ISBN:0064400557
E. B. White , Garth Williams
シャーロットの贈り物
映画スチュワート・リトルの原作者、E.B.White著、「大草原の小さな家」のイラストレーター、Garth Williamsの挿絵の児童書です。
このころ、GRばかり読むのはどうもお勉強臭くてという気分もあり、いい子にGRを読んだらあとは好きな本を読んでみてもいい、というご褒美を自分に許していました。そんな風にして読んだ1冊です。
はじめは表紙の女の子が主人公で、Charlotteなんだろうと思っていましたが、実は主人公は彼女が育てたブタでした。そして、Charlotteもやはり表紙に登場しています。

生まれたときに小さすぎた子豚ウィルバー(Wilber)。 農家では、育ちそうもない子豚は殺してしまうのが普通だった。 「もしも私も小さかったら、殺したの?」 可愛い娘にこんなこといわれちゃー、お父さんは困ってしまう。 「自分をおさえることをおぼえなくちゃいけないぞ」と 言いながらもお父さんは娘に子豚の世話をすることを許すのでした。 元気に育ったウィルバーは近所のおじさんの家にもらわれていき、 そこでシャーロットと知り合う。 豚が良く育てば、今度はまた命の危機が訪れる。 そこでシャーロットが作戦をたててウィルバーを救おうとする。

動物達の活躍するファンタジックなお話でありながらも、 農家での生と死が身近にある生活。子供達の遊び、両親のあり方、 医者のアドバイスの素敵さ。人間達の滑稽さ、友情、 成長の過程…ああ、書き連ねると漢字が多くてなんだか かたくるしくきこえますが、そんな要素が短い作品の中に さりげなく流れている、詩情豊かな秀作です。 「大草原の小さな家」(Little House on the prairie)や 「ベイブ」が好きな人は読んでみて♪ 映画ユーガットメールで、彼女の店の柱にはこの本のポスターが…!!!

The Little House

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Carry Along (Carry Along Book & Cassette Favorites)ISBN:0395891124
Carry Along Book & Cassette Favorites
Virginia Lee Burton
ちいさいおうち
1943年、カルデコット賞を受賞

子どもが小さいころに読み聞かせた絵本でした。
カセット付を購入しました。買ったばかりのときはなかなか聞いているだけでは
わからないので、本を見ながら聞いたりもしました。

田舎の四季の美しいうつろいと生命の成長のなかで喜びに満ちて暮らしていたちいさおうちでしたが、だんだん周囲の様子が変わってきて、とうとう大都会のど真ん中で埋もれてしまい、誰からも忘れられてしまいました。

カセットは女性の声で暖かい雰囲気が素敵。おすすめです。

Harry the Dirty Dog

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Harry the Dirty DogISBN:006443009X
Gene Zion
どろんこハリー
しろに黒いぶちのあるイヌ、ハリーはお風呂が大嫌いです。からだを洗うブラシを隠して遊びに出かけました。ところがあまりに汚れてしまったため、家族はハリーと気づきません。困ったハリーは...

楽しい絵本です。子どもが小さいときによく読み聞かせました。子どもたちもまあ好きでしたが、一番好きだったのは多分私でしょう。のびやかでおおらかな絵柄も魅力的。

Encyclopedia Brown: Boy Detective

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Boy Detective Encyclopedia BrownISBN:0553157248
Donald J. Sobol
おなじみ、「ビッグ・ファット・キャット」を立読みして購入した本です。
字は大きいし、何話にもわかれているので確かに読みやすい本ではあるのですが、Encyclopediaなんていう割りにその知識を生かした解決をするのかといえば、まるでそうでもなく、話の内容はナゾナゾですね、むしろ。ナゾナゾ好きな人ならいいかも。私はもう一歩、のりきれなかったです。子ども探偵ものは他にもいろいろとあるので、好みに合ったものを読むといいですね。大人も顔負けの推理でならした彼もお母さんの前では文法の間違いを直されたりしています。

Robin Hood

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ISBN:0582421195
Penguin Readers Level2
Amazonの画像は間違っていますね。ロビンソン・クルーソーのものになっています。
初Level2のGRでした。図々しく児童書などは読んでいたのですが、どういうわけかGRの上のレベルを読むときにはすごくドキドキしたものでした。PenguinのLevel2は字も急に細かくなり、ぎっしりで、なんだか威圧感がありました。この本は紙がテカテカして光ってちょっと読みにくいタイプ。Robin Hoodってあまりウィリアム・テルと区別がついていなかった上にきちんとお話を知らなかったので一気に読みましたが、読めたときにはすごく嬉しかったです。この本を読むまで、一度に読むのは1000語とか2,3000語までだったのが、なんと、8600語、途中でやめたら話を忘れてしまうのではないかとか、思いながら読んでいたものです。

The Complete Adventures of Curious George

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The Complete Adventures of Curious GeorgeISBN:0618164413
Margret Rey, H. A. Rey

Curious George
Curious George Takes a Job
Curious George Rides a Bike
Curious George Gets a Medal
Curious George Flies a Kite
Curious George Learns the Alphabet
Curious George Goes to the Hospital

以上7つのお話が入っています。
分厚くて大きな本です。

写真入で著者によるじょーじが生まれるまでの話とか、夫妻について書かれた文章など、ファンだったら読みたいものがついています。

本書はジョージの誕生60周年を記念して、特に人気の高い物語を集めた特別愛蔵版である。評論家レオナルド・マルクスの紹介文、発行者アニタ・シルヴィの回想記、デュ・グルモンド児童文学コレクションの責任者であるディー・ジョーンズによるレイ夫妻の年譜に加え、写真集も付いており、愛蔵版にふさわしい、充実した1冊となっている。 (Amazon.co.jpより)

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