Memoirs of a Geisha

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coverISBN:1400096898
Arthur Golden
映画、SAYURI(邦題)の原作です。原題は原作と同じです。
ずっと「あとすこし」のまま放置していましたが、ようやく残りを読みました。
主人公、Sayuriの回想録を書くためのインタビューの様子がカセットテープに記録されているといった設定で、彼女が外国人に説明するために、日本語の語彙や習慣などについて適宜解説が入ります。
著者はこの本の執筆のために10年の歳月を費やし、もと芸妓への取材、京都での取材なども行っています。

終盤、私にはSayuriの気持ちがよくわからなく、あとちょっとのところで止まってしまっていたのでした。

それにしても、同じ国内でもよく知らない世界が案外上手に描かれているのではないかと思いました。
やはり人には逃れられない運命もあるし、そのなかでも、一つ一つの選択を、自らしていくわけで、そんな生き方がナカナカ表現されているのかな、と。

さてさて、これで、いつDVD化されても観られるぞ(^^)

この本の取材に協力した岩崎峰子さんの著書も図書館にあるものを読みました。
祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人
この本は、私にはあまり面白いところがありませんでした。残念。
題からもさっすることができるように、人の悪口が含まれています。
あ、でも、ちょっとはありましたよ。きっちり読むのはイヤになる、そんなところです。
面白いところだけ飛ばし読み。

もと芸妓さんによる、映画SAYURIと実際の芸妓の世界などへの詳しい解説が読めます。
しっかりネタバレですから、本を読んだり映画を観たりしてから読むのをおすすめします。
華の宴

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このページは、sumisumiが2006年2月12日 09:00に書いたブログ記事です。

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