ISBN:0006513204
Tracy Chevalier
真珠の耳飾りの少女
フェルメールの絵画「真珠の耳飾りの少女」はこんな風に描かれたかも…そんな想像をふくらませて描かれた物語です。私は学生時代にこの絵を美術部の仲間と一緒に観に行きました。チケットにも使われていたこの絵はとりわけ印象的でした。
私はこの本は最後の2,30ページがあまり好きになれませんでした。(おいおい)
話がGriet(アマゾンで邦訳情報を見たら、どうやらフリートと読むらしい…この音は発音、難しそうです。)の語りで進んでいく過程はまるで自分自身がGrietであるかのような感覚で面白かったのですが、結末はなんだか現実に連れ戻されたような興ざめ感が・・・
多分、自分の期待や思い入れと色々と違ったのかな。
こんなけちをつけていますが、まるで当時のデルフトの街にいるような気がしたし、官能的でもあり、とても面白く読んでしまってから文句言ってるわけです。
英語はやさしく、薄手の本で読みやすいです。初PBにもいいかも。
さてさて、次は映画をぜひ観たいものです。アカデミー賞にもノミネートされ、映像に関してはとても評判がいいようなので、楽しみです~
さて、Grietのお父さんはタイル職人ですが、デルフトは焼き物の町ですね。
こちらのフェルメール関係のサイトに、デルフトの町並みや、デルフトタイルの写真が掲載されています。
Johannes Vermeer ---study & data---
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