Gangs of New York

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ギャング・オブ・ニューヨーク

レンタルDVDにて。
これはかなり印象的でした。

まず、この時代のNYを描いた映画を観たことがなかった。
本でも読んだことがなかった。

ちょうど時代的には南北戦中のさなかです。
レオ演じるところの若い男とその父の仇との関係を軸に物語は
進みますが、そのなかに描かれる歴史に圧倒されました。

ちょっと前に、アメリカの子供用のHolidaysのシリーズを読んだばかりだったので...
それによるとまあ、子供向けだしね、とは思いつつ、北軍は正義のために闘ったことに
なっています。もちろん、残念ながらそれを鵜呑みにするほど若くはないわけですが
ああ~~こういうのを小学生に読ませるわけね、と思いながら読んでいたわけです。

南北戦争がらみで今まで観たり読んだりしたものは
「風と共に去りぬ」「若草物語」くらいでしょうか...
最近聞きませんが「アンクルトムの小屋」は南北戦争前...

同じ時代のあのタラの優雅さとNYの下町の混沌ときたらまるで別世界です。

港にアイルランドからの船が着くと、早速選挙、よろしく、徴兵してます、
と人々が寄ってきます。その横では南北戦争で戦死した人のお棺が並んでいます。

お金持ちはお金さえ支払えば兵役を免除されたんですね。
で、暴動が起こる...でも、銃や大砲で一網打尽です(暴動は4日間だったそうです)
人々の体を張った生存競争と、5番街でエレガントに装って政治をする人々...

いやー、単に私が無知だったといえばそれまでですが...

確かに、911直後に公開するのはきついかも...!!

この映画の原作というかネタ本である
The Gangs of New York: An Informal History of the Underworld
がちょっと気になる...こちらはノンフィクション

映画の舞台、Five Pointsの参考サイト 
http://r2.gsa.gov/fivept/fphome.htm

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このページは、sumisumiが2003年12月23日 15:21に書いたブログ記事です。

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