Picture Bride: A Novel

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coverPicture Bride: A Novel / Yoshiko Uchida
お気楽ペーパーバックの楽しみで紹介されていた本。
1917年から1943年までの主人公の半生を描いています。
日本では父が生きている間は比較的裕福だった家に育ち、女学校で英語も習った主人公が、
叔父の紹介でアメリカで商店を経営しているという男性の下へ、写真一枚を握り締めて
お嫁に行きます。ところが、いざ行ってみると、写真は若い頃のものだし、
日系移民の暮らしは想像とはまるで違う、厳しいものだったのでした...

著者は児童書などを書いているアメリカ生まれの日系人ということです。
著者自身はアメリカ生まれですが、同年代の日本からお嫁にきたpicture brideと
呼ばれる人たちを描いています。最もこの時代、日本にいても顔を実際に見るのは
結婚式で、ということは普通だったようですが...

英語がとてもやさしく、著者はアメリカ生まれのはずですが、
古い時代だからなのか、どこか日本的なメンタリティがあるのでしょうか、
やさしいというだけでなく、英語で読んでいるという感じがしない本です。

発想が欧米人的でないので、すごく読むのが楽です。
GRから脱出できないぞーーー、という人でも多分楽に読めます。

どうせ英語で読むのだから、こてこてに英米的なものが楽しいと思っていましたが、
こういうのもいいものですね(^^)

丸善、マナハウスへ
娘が欲しいという資料集を購入するために丸善、マナハウスまで遠征しました。
当然、洋書売り場にも...ORTとBarbarの雑誌を購入。

Barbarの雑誌はフランス語です。3-7歳向けで、薄くて読みやすいです。
イメージ的には「めばえ」とか、「ようちえん」みたいな感じで、
教室の絵があって、「黒板」とか「チョーク」とかいった名称が書いてあったり、
やさしい本を年齢別に紹介してあったり、おはなしがついていたりします。
これいいなぁ...

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このページは、sumisumiが2003年9月23日 22:12に書いたブログ記事です。

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