読む力を育てる マーガレット・ミークの読書教育論

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cover図書館で借りてきました。0歳から思春期の、「ほんとうのよき読者」を育てるために大人にどんな手助けができるのかが書かれています。原題が"Learning to Read"発行は1982年ですが、この邦訳の巻末のブックリストは最新のもので、ところどころ、著者、訳者のひと言コメントが添えられていて、質の高い本ばかりが集まっています。

アマゾンで調べたら原書は今在庫切れ。新しい版が出るのが2014年となっていて、「予約受付」ってあるけど、2004年の間違い?それに、やけにページ数が少ないのが変。別の本なのかな?

原書ではスペリングや英語の解釈にとってのアドバイスも載っているそうですが、邦訳ではその部分は著者と相談の上削除してあるようです。

主な主張としては、


  • 「読むことは本物の本を読むことでしか学べない」

  • 「そのための最上のテキストは物語である」

  • 「最後の段階ではいかに善意であっても、大人たちは身を引き、若者たちにとって最良の教師---彼らを読者として選んだ、優れた作家たちに後を任せるべきである。」

  • 「手を貸すのはほんの一時的なものと考えてほしい」

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このページは、sumisumiが2003年4月21日 23:37に書いたブログ記事です。

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