これ、観たかったので、私には珍しく、DVD貸し出し開始日に新作で借りてきました。
実際にあった事件を元に描かれています。
幼いわが子が失踪。ようやく見つかったと思ったら、それは赤の他人だった。ところが、警察も、子供も、わが子だと言い張る...
怖い話ですよね。
母親にとって、子供がいなくなるほど怖いことはないかと思うのに、その上...!
市民の安全を守るはずの警察が、市民の安全よりも自分の面子を重視してしまうととんでもないことになりますよね。
ご都合主義の警部はオードリーの春日に似てます。なんだろう。笑いかたかな?
全体には、よくできている映画だと思います。見ごたえがあります。
とはいえ、事実を言い続けると「頭がおかしい」と言われることは、普通の生活でも大なり小なり、実はよくあります。周りのストーリーに合わせないと、そういわれることがあります。そういう場合、びっくりするくらい熱心にストーリーどおりだと言わせようと、人々は躍起になるのです。そしてそれをする人たちって、普段は心優しい、ごく平凡な人が多いものです。
そういう意味ではロス市警も、ありえない人非人ではなく、凡庸な人々だと言えるでしょう。
特別悪い人なのではないような気がします。自戒したいです。幸い、権力の座にないので、人を陥れてしまう心配はほぼないといえますが...。
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